美文字を目指して

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書いてみよう⑤

何を書くか

書いてみよう①の【何を書くか】で何でもいいから身近なものを書いてみようと提案し、書いてみよう③では100均のダイソーの『子どもの字がきれいになる練習帳〜手書きのお手本〜』『誰でも簡単!美文字練習帳基礎編』『すぐに役立つ!美文字練習帳実用編』『心が落ちつく般若心教練習帳』を紹介した。今回は住所や都道府県名や主要都市名を練習することを提案したい。ダイソーの『すぐに役立つ!美文字練習帳実用編』にも「地名・名字を書く」以下で住所の練習欄があるが、ペン字用なので今回は書道用品店らしく筆ペンや小筆を使った練習をしたいと思う。

まず手にしたのは富谷栄三郎著『美しい小筆字入門〜基本からわかる細字の手本集〜』で書道を始めた頃中古で購入したもの。現在もAmazonで販売している。値段も880円(2025年5月30日現在)と値段もこなれておりぜひお勧めしたい。「封筒の書き方」「はがきの書き方」「都道府県名」と「主要市区町名」が出ているので住所の練習に最適だろう。

  呉竹の完美王中字を使用。
呉竹の完美王中字とあかしや新毛筆を使用。
   あかしや新毛筆を使用。

以前100均のキャンドゥで購入した和紙便箋と筆ペンを使って練習したが、インクが強いせいか裏写りはするし滲み出したので、途中で呉竹の完美王中字からあかしや新毛筆に変更した。

次は松本春子『新修 さわらび帖』で内容はカナの練習テキストだが最後の方にやはり都道府県名やはがき・封筒の手本があり、かなにも興味があるなら手に取ってみたい。これもAmazonで1,320円(2025年5月30日現在)で販売している。私はヨドバシカメラの通販で購入した。

菜種油煙墨 瑞祥 1.5丁型、豊橋筆 伝統工芸士 川合福瑞作 いたち仮名筆 2分、仮名用純雁皮半紙 万葉 100枚を使用。
菜種油煙墨 瑞祥 1.5丁型、豊橋筆 伝統工芸士 川合福瑞作 いたち仮名筆 2分、仮名用純雁皮半紙 万葉 100枚を使用。
菜種油煙墨 瑞祥 1.5丁型、豊橋筆 伝統工芸士 川合福瑞作 いたち仮名筆 2分、仮名用純雁皮半紙 万葉 100枚を使用。

『美しい小筆字入門〜基本からわかる細字の手本集〜』とは違い草書体を使っておりまた仮名用のテキストであることから味わいがあるのではと思う。

この記事の著者

雲岑(Un-shin)

1964年生まれ。学校の習字の時間は苦手だったが、小学生の時分よりくずし字等に興味があった。大学卒業後都内某信用金庫に勤務。令和に入り、写経をきっかけに書道に興味を持ち、コロナ禍の自宅待機の機会に独学で書道に没頭し始め、硯で墨を磨ることが楽しくなる。2023年定年を前にサラリーマン生活に別れを告げ、同年9月より書道用品店を開業する。残りの人生を書道具の販売を通して書道文化の継承発展に寄与したいと考えている。

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