美文字を目指して

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書いてみよう⑥

何を書くか

書いてみよう⑤で住所の練習をしてみた。住所の練習をしてみていかがであったか。苦にならなかったのであれば継続していただきたいものである。

さて今回は住所でも現在は使われなくなった旧住所を書いてみたい。当店の所在する東京都港区は麻布区であったのでその当時の旧23区について書いてみる。まずは1878年(明治11年)郡区町村編成法の施行および1889年(明治22年)の市制施行で東京府に制定された東京市の15区から見ていく。

(1)東京15区:麹町区、神田区、日本橋区、京橋区、芝区、麻布区、赤坂区、四谷区、牛込区、小石川区、本郷区、下谷区、浅草区、本所区、深川区である。

紙: 漢字用純雁皮半紙 飛鳥 100枚  筆:豊橋筆 伝統工芸士 川合福瑞作 いたち仮名筆 2分 墨:純菜種油煙墨 面壁九年 1丁型

この15区に隣接して6郡が定められた。荏原郡、南豊島郡、東多摩郡(1896年に南豊島郡・東多摩郡は豊多摩郡に統合)、北豊島郡、南足立郡、南葛飾郡である。15区同様パリにおける1区から20区までの順序にならい時計回りの渦巻きを描いて配置された。

(2)東京35区:1920年(大正9年)豊多摩郡内藤新宿町を四谷区に編入。上記15区に加え、1932年(昭和7年)近隣5郡60町22村を編入して設立。1936年(昭和11年)北多摩郡砧村・千歳村を世田谷区に編入。現在の東京都区部(東京23区)に相当する。

旧荏原郡:品川区・荏原区・目黒区・大森区・蒲田区・世田谷区

旧豊多摩郡:渋谷区・淀橋区・中野区・杉並区

旧北豊島郡:豊島区・滝野川区・荒川区・王子区・板橋区

旧南足立郡:足立区

旧南葛飾郡:向島区・城東区・葛飾区・江戸川区

紙: 漢字用純雁皮半紙 飛鳥 100枚  筆:豊橋筆 伝統工芸士 川合福瑞作 いたち仮名筆 2分 墨:純菜種油煙墨 面壁九年 1丁型

(以上ウキペディアを参照引用)

この記事の著者

雲岑(Un-shin)

1964年生まれ。学校の習字の時間は苦手だったが、小学生の時分よりくずし字等に興味があった。大学卒業後都内某信用金庫に勤務。令和に入り、写経をきっかけに書道に興味を持ち、コロナ禍の自宅待機の機会に独学で書道に没頭し始め、硯で墨を磨ることが楽しくなる。2023年定年を前にサラリーマン生活に別れを告げ、同年9月より書道用品店を開業する。残りの人生を書道具の販売を通して書道文化の継承発展に寄与したいと考えている。

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